クールワン® お役立ち情報 薬の飲み方編
薬の正しい使い方や
保管方法を知ることが大切
病気やけがの治療などで大切な役割を果たす「薬」。
同時に薬は効き目(効能・効果)だけでなく、
副作用という「リスク」も併せ持っています。
薬を安心して使うためには、薬に関するリスク、
正しい使い方や保管方法を知ることが大切です。
知っておきたい薬の基本的な知識をご紹介します。
予防・対策を行うことが大切です。
守りたい
3つの正しい薬の使い方
ドラッグストアやインターネットでも
身近に入手できるようになった医薬品。
誤った使い方をすると
健康被害が発生するおそれもあります。
-
使用前に説明書を確認する
医師が処方する医薬品の場合は
薬局で渡される説明書を
よく確認してから使用しましょう。 -
用法・用量を正しく守る
医薬品は適切な量を、
適切なタイミングで
使用することで効果を発揮します。 -
医薬品を他人とやりとりしない
医薬品は症状・体質・年齢などを
考慮して処方されるため
他人に渡さないようにしましょう。
オーバードーズは非常に危険!
副作用や薬の過剰摂取
(オーバードーズ)・依存症を防ぐために
- 誤った服用は副作用や中毒のおそれがあります
- 1日分の薬を一度で服用したり、大人用の医薬品を子供に使用すると副作用や中毒の恐れがあります。
- 処方箋がなくても購入できる市販薬は効き目が弱い、は間違い
- 市販薬は用量・用法を守らないと、効果が強く出すぎたり副作用や依存性を生じる危険があります。
薬を安全・効果的に
使うためのQ&A
- 薬を飲む適切なタイミングはいつですか?
-
- 用法の指示のうち、「食前」「食後」「食間」とは次のタイミングを言います。
- 「食前」:食事の約1時間から30分前(胃の中に食べ物が入っていないとき)
- 「食後」:食後約30分以内(胃の中に食べ物が入っているとき)
- 「食間」:食事の約2時間後(食事と食事の間)
※食事中の服用ではない。
- もし薬を飲み忘れたらどうすればいいですか?
- 気づいた時にすぐに飲みましょう。
ただし、次の服用時間が近づいている場合は、その分は飲まずに次回からいつものように飲みます。
決して2回分を一度に使用してはいけません。
なお、薬の種類によっては、飲み忘れたときの対応が異なる場合があります。
薬を受け取るときに、医師や薬剤師などの専門家に確認してください。 - 薬を飲むときの水の量はどのくらい?
- コップ1杯の水(または、ぬるま湯)が目安です。
少量だと薬がのどや食道などにはりついて炎症や潰瘍をおこすおそれがあります。
なお、医師から水分摂取の制限を指示されている場合は、その指示内容に従ってください。 - 薬を飲む適切なタイミングはいつですか?
- 特に次のような点に注意しましょう。
- (1)こどもの手の届かないところ
こどもの誤飲を防ぐために、こどものすぐ手の届く場所に薬を放置しないようにしましょう。
薬を廃棄する際にも、こどもの目に触れないように処分しましょう。 - (2)湿気、日光、高温を避ける
薬は、湿気・光・熱によって影響を受けやすいため、湿度の高くない、直射日光の当たらない、高温にならない場所で保管しましょう。
また、冷蔵庫で保存するよう指示された薬は、凍らせないように気を付けましょう。 - (3)薬以外のものと区別
誤使用を避けるため、食品・農薬・殺虫剤・防虫剤などと一緒に保管するのは絶対やめましょう。 - (4)他の容器に入れ替えない
薬の種類や使い方が分からなくなり、誤使用によって事故を招くおそれがあるため、薬を他の容器に入れ替えての保管は避けましょう。 - (5)古い薬は廃棄
使用期限を過ぎた薬は、分解や成分の変質によって本来の効果が得られなくなっている可能性があります。
そのため、使用期限を過ぎている、または見た目に異常がある薬の使用はやめましょう。
使用期限を過ぎた古い医薬品は、未開封でも捨てましょう。
医療用医薬品で飲み残しがある場合は、薬局に相談しましょう。
- (1)こどもの手の届かないところ
出典:政府広報オンライン:
知っておきたい 薬のリスクと正しい使い方